7月から札幌市電で「花電車」が約20年ぶりに運行される。札幌市の市制施行100周年記念事業の一環。
7月23日~8月21日の期間中、土・休日の計11日、10時から15時まで運行する計画。車両は「ササラ電車」こと除雪車の雪20形雪21号を使用する。屋根や一部の窓を除く全面に基板を取り付け、その上に装飾を施す。
デザインコンセプトは「100周年のさっぽろ」。札幌市によると、新旧の札幌市電車両を描いて札幌の歩みを表現し、モエレ沼公園や大倉山ジャンプ競技場を描いて親しみを持ってもらいやすくした。背景は札幌を取り巻く山並みと大通公園の花壇を曲線で表現。風に揺れる風船を加えて「人々の気持ちが明るく、軽やかになるようように」との願いを込めたという。
雪20形は雪10形に代わる新型の除雪車として2019年に導入。花電車として装飾されるのはこれが初めてになる。
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