ロサンゼルスLRVの改造を近畿車両米法人が契約へ



ロサンゼルス郡の都市交通局は3月25日、同局が運営している軽量軌道交通(LRT)の車両(LRV)の改造について、近畿車両の米国法人「近畿車両インターナショナル」(KILLC)に発注することを決めた。総額は約1億7000万ドル。都市交通局はKILLCとの最終形約に向け手続きを進めている。

近畿車両によると、改造するのは2007年から運転されている他社製の50編成(1編成2両)。車両のオーバーホールと主回路制御装置のアップグレード、コミュニケーションシステムの更新などを行う。

KILLCは、これまで都市交通局のLRVを製造していた既存のリース工場(ロサンゼルス郡パームデール市)を引き続き使用して改造を行う。期間は改造開始の通知から55カ月間の予定だ。

ロサンゼルス郡の都市交通局は「メトロ」の名称でロサンゼルスの公共交通を運営。地下鉄やLRTの鉄道路線と路線バスがある。鉄道路線の総延長は約170km。