神戸市営地下鉄「3000形」もうすぐ引退 ヘッドマーク掲出、車両基地イベントも



まもなく引退する神戸市営地下鉄の3000形。【画像:ビートラベル】

神戸市営地下鉄の3000形電車が今月7月に引退を迎える。これに伴い旅行代理店のビートラベルは7月25日、名谷車両基地で3000形の引退記念イベントツアーを開催する。

開催時間は9時30分~12時、13時~15時30分、16時~18時30分の3回。3000形の車内見学や運転シミュレーター体験、交通局職員による「神戸市営地下鉄知識 力試し」、車両基地で保存されている神戸市電の見学を行う。このほか、参加者にはヘッドマークステッカーや引退車両の備品購入予約受付、つり輪の持ち帰りなどの特典が付く。

料金は大人(中学生以上)7200人。小学生以下は大人一人につき一人無料で参加できる。定員は90人(各回30人)。申込みは「KOBE LOCAL TOURS」ウェブサイトで受け付けている。

現在掲出されているヘッドマークのデザイン。【画像:ビートラベル】

3000形は1993年にデビュー。36両(6両編成6本)が製造され、北神線と西神・山手線で運用されてきた。2019年度から新型の6000形電車の導入により順次廃車されており、今年2021年3月の時点で6両編成1本(第3128編成)だけになった。第3128編成は今年2021年7月1日から「ラストランヘッドマーク」を取り付けて運用されている。

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