小田急ロマンスカー料金「値上げ」10月から 最大190円、チケットレスは50円引き



小田急電鉄は8月15日、特急ロマンスカーの特急料金を改定すると発表した。10月1日から平均22.2%値上げする。

小田急の特急ロマンスカー「GSE」。【画像:小田急電鉄】

現在の特急料金は距離に応じて7段階に分かれている。改定後は4段階に減らし、1~35kmが500円、36~50kmが650円、51~75kmが750円、76~83kmが1000円になる。値上げ幅が最も大きいのは1~17kmで190円の値上げ(310円→500円)。最小でも50円の値上げ(66~75km、700円→750円)だ。

おもな区間では新宿~町田が現在の420円から80円値上げの500円。新宿~小田原は現在の910円から90円高い1000円になる。

本厚木~小田原と相模大野~片瀬江ノ島の18~35kmの利用と新百合ヶ丘~大和(18.4km)の利用時に別途設定している特定特急料金は廃止する。特急券をあらかじめ購入せずに乗車した場合の車内特急料金(規定額)は40円値上げして350円に変更する。

このほか、チケットレス特急料金を新たに設定。MaaSアプリ「EMot」や「e-Romancecar」などオンラインサービスで電子特急券を購入した場合、改定後の特急料金から一律50円引きになる。

改定前後の特急料金。【画像:小田急電鉄】

小田急電鉄は「2020年度以降の環境変化にともない、車内サービスの見直しやダイヤ変更による効率化などに努めてまいりましたが、ハイグレードな特急専用車両による全席指定制の快適な移動サービス等を維持するために特急料金の改定を実施いたします」としている。

《関連記事》
小田急・新宿~本厚木「全駅」にホームドア バリアフリー料金加算、子供50円は?
小田急ポイント「PASMOチャージ」8月から リニューアル回数券は終了