東京メトロ有楽町線「分岐線」駅部の施工業者が順次決定、本格着手へ



東京メトロが計画している有楽町線分岐線について、同社は開削工法で建設する駅部の工区を中心に施工者を順次決定している。いずれも一般競争入札でWTO政府調達協定の対象。工事の本格的な着手に向け準備が整いつつある。

開削工法による地下駅のイメージ(工事中だったころの東京メトロ副都心線・新宿三丁目駅、2006年)。【撮影:草町義和】

1月に「8号線枝川工区土木工事」(工期:84カ月)を前田建設工業・西松建設JVが154億8800万円(税別)で落札。「8号線千石工区土木工事」(80カ月)は佐藤建設・岩田地崎建設・森本組JVが2月に100億円(税別)で落札した。「8号線東陽町工区土木工事」は手続き中。

このほか、昨年2023年12月には「豊洲駅ホーム増設土木工事」(工期:85カ月)を東急建設・矢作建設工業・京急建設の共同企業体(JV)が84億8000万円(税別)で落札した。

有楽町線分岐線は有楽町線の豊洲駅から分岐して半蔵門線の住吉駅を結ぶ約5.2kmの地下鉄新線。建設距離は約4.9kmで、枝川・東陽町・千石の3駅(いずれも仮称)を地下駅として新設する。東陽町駅では東京メトロ東西線の同名駅との連絡を図る。

有楽町線分岐線の平面図。【画像:東京都・東京メトロ】
有楽町線分岐線の縦断面図。【画像:東京都・東京メトロ】

分岐点の豊洲駅は有楽町線分岐線の整備にあわせてホームを増設。新設3駅は開削工法、駅間はシールドトンネルで建設する。総事業費の見込み額は約2690億円。2030年代半ばの開業を目指す。

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