ゆりかもめ7200系が運行終了 初期の車両すべて引退、新型に統一



ゆりかもめ社(東京都)は10月15日、同社が運営している東京臨海新交通臨海線(新交通ゆりかもめ)の7200系電車が、10月14日限りで運行を終了したと発表した。

10月14日限りで運行を終了した新交通ゆりかもめ7200系。写真の第26編成が最後まで運行された。【撮影:草町義和】

最後まで運行されたのは、先頭部にレインボーカラーをグラデーションで大きく描いた第26編成。これにより同線の初期の車両はすべて引退し、2010年代にデビューした新型車両に統一された。

7200系は、1999年から2005年にかけ導入された車両。車体構造は1995年の新交通ゆりかもめ開業時から1998年まで導入された7000系電車に近いが、制御装置をサイリスタ位相制御からVVVF制御に変更するなど動力関係に改良が加えられた。

2010年代に入ると、7000系と7200系の老朽化が進んだことから新型車両への更新が計画され、まず2014年に7300系がデビュー。これに伴い7000系が2016年までに引退した。2018年から2020年にかけては、7300系をマイナーチェンジした7500系が導入され、7200系の編成も順次引退していた。

7200系の更新用として製造された7500系。【撮影:草町義和】