ライトライン「1編成4万円」貸切運賃を申請 幼児の無料人数は拡大



ライトラインを運営する宇都宮ライトレールは3月28日付けで貸切旅客運賃の上限設定認可を申請した。上限額は1編成あたり100人分の大人旅客運賃。全貸切区間の距離が14kmに満たない場合は14km分の運賃になる。

ライトラインの電車。【撮影:草町義和】

ライトラインの普通旅客運賃は宇都宮駅東口~かしの森公園前13.8kmで400円。貸切運賃はその100人分の4万円になる。14kmを超える宇都宮駅東口~芳賀・高根沢工業団地などの区間も普通旅客運賃は400円のため、貸切運賃は全線均一で4万円だ。

認可された場合、宇都宮ライトレールは5月中旬から貸切運賃を実施する予定。貸切運行の予約などは認可取得後に案内するとしている。

ライトラインの車内。【撮影:草町義和】

宇都宮ライトレールはこのほか、幼児運賃割引の変更も関東運輸局に届け出て4月1日から変更した。従来は6歳以上の人が同伴する場合に限り幼児2人まで運賃を無料としていたが、4月1日からは無料になる人数を3人に拡大した。3人を超える幼児は子供運賃を支払う必要がある。

宇都宮駅東口停留場から芳賀・高根沢工業団地停留場まで大人1人と幼児3人で乗車する場合、3月31日までは大人400円+幼児2人0円+幼児1人(子供運賃)200円で合計600円だったが、4月1日以降は大人1人400円+幼児3人0円で、合計では200円安い400円になった。

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