つくばエクスプレス「QRコード切符」導入日決まる 磁気式の切符は廃止へ



つくばエクスプレス(TX)を運営する首都圏新都市鉄道は1月14日、「QR乗車券システム」を10月1日の始発から導入すると発表した。紙の切符はQRコードを券面に印刷したものに変更。これに伴い磁気式の切符が廃止される。

つくばエクスプレスの列車。【画像:arromata/写真AC】

TXの紙の切符は現在、利用区間などの情報を切符の裏面に塗り込んだ磁性体に搭載しており、自動改札機は磁性体の情報を読み取って通過の可否を判定している。10月1日の始発からは、磁性体に変わって券面に印刷するQRコードに情報を搭載。自動改札機のQRコード読取器にQRコードをタッチすることで改札を通過できるようになる。

磁性体を塗り込んだ磁気式の切符は順次発売を終了する。乗車券の場合、片道乗車券は9月30日に磁気式での発売を終了し、10月1日からQR乗車券に移行。小児用回数乗車券は3月13日に廃止する。通学用割引回数乗車券・割引回数乗車券(障がい者用)・入場券も9月30日に磁気式での発売を終了するが、10月1日以降は磁性体がない紙券で発売を継続。自動改札機は利用できなくなる。

磁気式の定期券は3月13日に発売を終了。ただし3月13日までに購入した場合は有効期間が終了するまで利用できる。10月1日以降はIC定期券のみ利用できる。

ほかの鉄道事業者が発行する磁気式の連絡定期乗車券は10月1日以降、TX利用時は自動改札機を利用できなくなる。また、新御徒町駅にある都営大江戸線の乗換専用改札は10月1日以降、すべてICカード専用の自動改札機に変わる。

QRコードの読取器を設けた新型の自動改札機とQRコードを券面に印刷した乗車券のイメージ。【画像:首都圏新都市鉄道】

QRコード切符の導入による磁気式切符の廃止はコスト削減に加え、利用方法を大きく変えることなく機器の不具合による券詰まりの防止や、切符用紙のリサイクルに際して金属を含んだ磁性体の分離と廃棄が不要になるなどの利点がある。

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