京成スカイライナーが北総線「座れる通勤電車」に 平日朝に印旛日本医大発の臨時列車



京成電鉄と北総鉄道は10月1日から当面のあいだ、成田空港アクセス特急スカイライナーのAE形電車を使用した「臨時ライナー」を、北総鉄道北総線の印旛日本医大駅から京成本線の京成上野駅まで運行する。

京成電鉄の成田スカイアクセス線(北総鉄道北総線)を走るスカイライナー。【撮影:草町義和】

平日の朝に限り、上り1本を運行。停車駅と運行時刻は、印旛日本医大6時55分発→千葉ニュータウン中央7時03分発→青砥7時31分着→日暮里7時46分着→京成上野7時51分着。印旛日本医大駅と千葉ニュータウン中央駅は乗車のみで、青砥・日暮里・京成上野の各駅は降車のみとなる。

乗車には乗車券類のほか特急券(大人500円・子供250円)が必要。特急券は「臨時ライナー」車内での現金販売のみとなる。成田空港寄り1号車のドアからのみ乗車でき、1号車と2号車を利用できる。

京成電鉄は「臨時ライナー」の運行について「北総線内から都内方面への利便性向上のため」とし、北総鉄道は「座席定員制なので必ず座れるうえ、快適なAE形車両の乗り心地を楽しめます」とアピールしている。

「臨時ライナー」の運行区間のうち、京成高砂~印旛日本医大間は北総鉄道が運営する北総線だが、京成電鉄も北総鉄道から北総線の線路を借り、AE形のスカイライナーなど成田空港線(成田スカイアクセス線)の列車を運行している。スカイライナーは成田スカイアクセス線内ではノンストップ運行のため、通常は北総線内の駅からスカイライナーに乗ることはできない。