JR四国の新型普通列車「営業運転の開始時期」「形式名」決定 車内イメージも公表



JR四国は12月10日、同社が計画している普通列車向けの新型車両「ハイブリッド式ローカル車両」について、来年2026年6月からの営業運転を目指すと発表した。まず量産先行車を投入する。車両形式は「3600系」で、車内のイメージも公表した。

JR四国が導入する普通列車向けの新型ハイブリッド気動車「3600系」のイメージ。【画像:JR四国】

3600系は3600番代車1両と3650番代車1両の計2両で1編成を組む。走行装置はハイブリッド式。ディーゼルエンジンで発電した電力と蓄電池からの電力でモーターを駆動して走る。運転最高速度は100km/h。

車体はステンレス製。外観デザインは四国の海や空をイメージしたライトブルーをベースとし、空から海や川面に降りそそぐ光を表現したゴールドラインとストライプでアレンジする。また、量産先行車は「SHIKOKU Hybrid Vehicle 3600」の表記を入れ、「きらめきの雫」をあしらった特別仕様にするという。

3600系は3600番代車1両と3650番代車1両の計2両で1編成を組む。【画像:JR四国】

車内の座席はロングシートを基本としつつ、3600番代車は4人掛けボックスシートも設ける。各車両に優先席を設けるほか、3650番代車には車椅子スペースと車椅子対応トイレも設ける。床は木目調でデザイン。腰掛けのモケットは外観デザインと同様、青をベースにデザインし、優先席は色弱者に認識しやすい緑色を採用した。

3600系の車内図。ロングシートが基本だが3600番代車にはボックスシートも設ける。【画像:JR四国】
3600番代車の車内イメージ。【画像:JR四国】
腰掛けモケットは青をベースにしたデザイン(上)だが、優先席は緑色をベースにしたデザイン(下)になる。【画像:JR四国】
3600系の運転台付近の車内イメージ。【画像:JR四国】
3650番代車の車内後部イメージ。車椅子対応トイレが設けられる。【画像:JR四国】

このほか、JR四国では初めて電気式戸閉装置を採用。ドア挟み時の自動開機能により安全性の向上を図る。室内照明はLED式。液晶式の情報表示器や非常通報装置、防犯カメラも備える。

3600系と従来車両(キハ47形気動車)の主要諸元比較。【画像:JR四国】

量産先行車は4両(2両2編成)で、徳島運転所に配置する。2026年1月から性能確認などの走行試験を実施。6月の営業運転を目指して乗務員の教育や訓練などを行う。量産車は2027年度から順次導入の予定で、最終的には量産先行車を含む70両(35編成)を製作する計画だ。

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