JR東日本は12月3日、C58形蒸気機関車が牽引する「新たな観光列車」の運行について検討を開始すると発表した。2029年春以降の運行開始を目指す。

運行区間は岩手県内の東北本線・盛岡~一ノ関。JR東日本は「世界遺産・平泉など人気観光地を結ぶことで、地域の観光資源のさらなる活性化と、東北地方へのインバウンド誘致を目指します」としている。C58形が客車を牽引し、臨時列車として運行する予定だ。
JR東日本は2014年、同じ岩手県内の釜石線でSL列車「SL銀河」の運行を開始。蒸気機関車は岩手県営運動公園で静態保存されていたC58形239号機を動態復元し、牽引する旅客車はJR北海道から譲り受けたキハ141系気動車(もと50系客車)を改造のうえ使用した。しかしキハ141系の老朽化に伴い、2023年6月に運行を終了した。

JR東日本の広報部門によると、C58形は「SL銀河」で使用していた239号を使用。一方で客車は「SL銀河」で使用していたキハ141系ではなく、別の既存車両を改造する。どの車両を改造するかは今後案内するという。
JR東日本は「今後、車両改造や運行計画の検討を進め、地域と連携しながら、北東北ならではの魅力を体験できる列車づくりを進めてまいります」としている。
※追記(2025年14時38分)
記事内容を全面的に更新しました。
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