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新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、各地の鉄道事業者が企画していたイベントの中止や延期も拡大している。列車の運行にも影響が出始めた。

3月中の運休が決まったJR九州の「ななつ星」。【撮影:草町義和】

JR九州の青柳俊彦社長は2月27日の記者会見で、同社のクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」の3月中の運行(合計9本)を中止すると発表した。

新型コロナウイルスによる観光客などの減少も鉄道の経営に影響を及ぼしている。1月のJR九州の鉄道の取扱収入は177億円で前年の101.2%だったが、2月は同月25日までの速報値が125億円で、前年の90.2%にとどまっている。とくに中長距離の利用者が落ち込んでいるという。

大井川鐵道(静岡県)は、蒸気機関車の展示などを行う「SLフェスタ2020 in 千頭」を3月7・8日に行う予定だったが、2月27日に中止を決めた。ほかにも各地の鉄道イベントの中止や延期が増えている。

イベント参加者の輸送を目的にした臨時列車も、イベント自体の中止で影響が出ている。JR東日本の盛岡支社は、岩手県宮古市の「第18回 宮古毛ガニ祭り」(3月1日)にあわせて臨時快速「宮古毛ガニまつり号」の運転を計画。全席指定で「リゾートあすなろ」2両編成を使用する予定だった。

しかし「毛ガニ祭り」が新型コロナウイルスの拡大を受けて中止になったことから、「宮古毛ガニまつり号」の運転も中止に。代わりにキハ110系気動車の2両編成による臨時快速(全車自由席)が同じ時刻で運転されることになった。

また、西武鉄道の新宿線・井荻~西武柳沢間で構想されている連続立体交差事業(線路の高架化)の都市計画案に関する説明会も、3月4~7日の開催分は延期が決まった。

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