三陸鉄道「全駅探訪列車」ツアー 各駅ほぼ3分以上停車、車両基地で撮影会も



日本旅行大阪法人営業統括部の鉄道・バス企画デスクは「“超”普通列車で行く三陸鉄道全駅探訪の旅」を企画した。6月25~26日の1泊2日。三陸鉄道リアス線(岩手県)の各駅にほぼ3分以上停車する「“超”普通列車」に乗り、全駅を探訪する。

太平洋を一望できる三陸鉄道リアス線の堀内駅。【撮影:草町義和】

1日目は盛駅から宮古駅まで「“超”普通列車」で移動。車両は36-700形を使用する。盛駅を13時30分に発車。途中22駅のうち織笠・陸中山田・豊間根・払川の4駅は30秒停車だが、それ以外の18駅は3分以上停車する。旧JR山田線区間では乗客係の乗務員が沿線案内を行う。宮古駅には16時46分に到着。宮古市内のホテルで1泊する。

2日目は午前中、宮古車両基地構内の駐車場で撮影会を実施。その後、宮古駅を11時48分に発車する「“超”普通列車」に乗車する。車両は36-100形の36-105号を使用。途中の全16駅に3分以上停車しながら久慈駅には14時45分に到着する。

所要時間は盛→宮古間が3時間16分で宮古→久慈間は2時間57分。最速の普通列車より合計で2時間半ほど長い行程になる。

旅行代金は2万8000円から。申込みは5月12日15時から「日本旅行大阪法人営業統括部 鉄道・バス企画デスク」専用のツアー予約サイトで受け付ける。

「“超”普通列車」ツアーの行程。【画像:日本旅行】

日本旅行によると、三陸鉄道には太平洋を一望できる駅や山間の秘境駅、震災の記憶をいまに伝える駅など多くの魅力的な駅がある。一方で運転本数が少ないことから全駅を訪ねるのは困難とし、各駅の停車時間を長くした「“超”普通列車」のツアーを企画したという。

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