宇都宮ICカードの名称は「トトラ」 鉄道・LRT・バスを「つなぐ」ロゴデザイン



宇都宮ICカード導入検討協議会は8月27日、宇都宮地域の交通事業者が導入する「地域連携ICカード」の名称を「totra」(トトラ)に決めたと発表した。2021年春にサービスを開始する。

トトラのカードデザイン。【画像:宇都宮ICカード導入検討協議会】

トトラはJR東日本のICカード「Suica」(スイカ)としての機能に加え、地域側事業者の定期券を搭載できるほか、ポイント制度など地域独自サービスの提供も可能な交通系ICカード。宇都宮地域では、関東自動車の一般路線バス全線とJRバス関東(栃木県内)が導入するほか、2022年春開業予定の宇都宮ライトレールにも導入される。

協議会は今年2月、名称3案を一般に提示して投票を実施。その結果、最も投票数の多かったトトラに決めた。鉄道や軽量軌道交通(LRT)、バスなどの公共交通機関を使った移動がスムーズ・快適になることを目指し、「総合的(total=トータル)に輸送(transportation=トランスポーテーション)をつなぐICカード」として名付けたという。

名称と同時にトトラのカードデザインやロゴも発表された。カードデザインは車窓をイメージし、空のイメージからライトミントを採用。ロゴのアルファベット「O」は、鉄道・LRT・バスをイメージした三つの曲線で構成し、各交通機関のつながっている姿を表現したという。