東武東上線「ホンダ駅」みなみ寄居駅の特例乗車制度を廃止 3月12日限り



東武鉄道は2月3日、みなみ寄居駅(埼玉県寄居町)の特例乗車制度を3月12日限りで廃止すると発表した。

みなみ寄居駅の位置。【画像:東武鉄道】

みなみ寄居駅は東上線の東武竹沢~男衾間にある駅。池袋方面からは一つ前の東武竹沢駅までの運賃と同額で、寄居方面からも一つ前の男衾駅までの運賃と同額にする特例を設けている。東武竹沢発着か男衾発着の定期券も同様にみなみ寄居駅まで利用できる。

特例廃止後の3月13日からは、みなみ寄居発着の運賃が設定される。定期券でみなみ寄居駅を利用する場合、券面に「みなみ寄居」と印字された定期券が必要。同駅発着の定期券は3月13日から購入できる。

3月13日以降、東武竹沢発着か男衾発着のIC定期券をそのまま利用してみなみ寄居駅で乗り降りすると、東武竹沢~みなみ寄居間か男衾~みなみ寄居間の運賃が別途、自動的に精算される。IC以外の定期券・切符・回数券なども、みなみ寄居駅までの不足運賃が別途必要だ。

みなみ寄居駅は昨年2020年10月31日、本田技研工業(ホンダ)寄居工場の最寄駅として開業。ホンダは狭山工場を閉鎖して寄居工場に機能を集約する計画を立て、寄居工場への通勤手段として同駅の整備が計画された。建設費はホンダが全額負担している。