JR「レール&レンタカー」発売終了へ 国鉄から引き継いだ旅客6社共通の企画切符



JRグループは10月31日、「レール&レンタカーきっぷ」の発売を来年2026年2月28日限りで終了すると発表した。国鉄から引き継いだJR旅客6社共通の企画切符が、また一つ消える。

「レール&レンタカーきっぷ」はJR線と駅レンタカーを組み合わせた企画切符。JR線を合計201km以上利用する乗車券とレンタカー券を同時購入する場合に限り、乗車券の運賃が2割引、特急券などの料金が1割引になる。

駅レンタカーは国鉄時代の1970年に営業開始。1978年には国鉄線と駅レンタカーを組み合わせた企画切符「レール&ドライブ」の発売が始まった。のちに「新幹線&ドライブ」も発売され、1986年には「レール&レンタカー」に統合。国鉄の座席予約システム「マルス」のM型端末で発売できるようにした。

「レール&レンタカーきっぷ」の前身といえる「レール&ドライブ」の広告ポスター。【出典:『国鉄線』1978年4月号、交通協力会】

1987年の国鉄分割民営化後も一部内容を変更しながらJR旅客6社が引き続き発売していたが、JRグループは利用状況を踏まえて発売終了を決めた。同グループは「引き続き『駅レンタカー』の公式ホームページからおトクな『駅レンプラン』がご予約いただけるほか、列車とレンタカーをセットにしたおトクなプランなどをご案内しています」としている。

国鉄から引き継いだJR旅客6社共通の企画切符は、「ナイスミディパス」が2008年限りで発売を終了。「フルムーン夫婦グリーンパス」も2021年限りで発売を終了している。このほか、JR線の往復乗車券と連続乗車券の発売が2026年3月13日限りで終了し、これに伴い往復割引の取り扱いも終了する予定だ。

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