東京都港湾局は9月5日、かつて湾岸部の貨物専用線として使われていた「旧晴海鉄道橋」を遊歩道として一般開放すると発表した。9月19日の9時から周辺にある春海橋公園の一部として追加開園する。

歩道部には貨物専用線だった当時のレールを設置。アーチ部の色は建設当時の色を復元した。港湾局によると、橋梁全体のライトアップも実施し、これにより晴海・豊洲地区の新たな夜景スポットとしての魅力を創出するという。
場所は都営バスの春海橋停留所の近く。東京メトロ有楽町線・新交通ゆりかもめの豊洲駅からは徒歩12分、東京メトロ有楽町線・都営大江戸線の月島駅からは徒歩で14分かかる。

旧晴海鉄道橋は中央区晴海と江東区豊洲のあいだに残る鉄道橋。総武本線貨物支線(越中島支線)の越中島駅(現在の越中島貨物駅)から豊洲ふ頭を経て晴海ふ頭に伸びる貨物専用線(臨港鉄道港湾局専用線晴海線)の橋梁で整備され、1957年に完成した。貨物専用線は36年前の1989年までに廃止されて晴海や豊洲の線路も再開発に伴い撤去されたが、旧晴海鉄道橋は事実上放置された状態で残存した。

港湾局は2016年ごろから旧晴海鉄道橋の活用策を検討。日本の鉄道橋としては初めてローゼ橋・連続PC桁橋を採用したという歴史的な価値があることから遊歩道化を決め、2021年から工事が行われていた。
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