阪急の春日野道駅「狭いホーム」3月18日からホームドア使用開始 西改札口も新設



阪急電鉄は3月9日、春日野道駅(神戸市)に整備した新しい改札口やホームドアなどを3月18日から使用開始すると発表した。国や兵庫県、神戸市の補助制度を活用したバリアフリー化の一環。

2023年3月18日から使用開始するホームドアや西改札口のエレベーター。【画像:阪急電鉄】

新しい改札口は神戸三宮寄りの高架下に西改札口として整備。幅広の改札機1基と車椅子に対応した券売機2基を設け、構内に11人乗りエレベーターと男性用・女性用トイレ、バリアフリー対応トイレなども設けた。大阪梅田寄りにある既設の改札口(東改札口)は引き続き美装化工事を行っているが、バリアフリーに対応した設備は設けられない。

春日野道駅の改修部分(赤枠)。【画像:阪急電鉄】

島式1面2線のホームにはホームドアを設置。開口部にくし状ゴムを設置してホームと車両の隙間を小さくする。春日野道駅のホームは幅が2.5~3.8mと非常に狭く、以前から安全性の確保が課題になっていた。

阪急電鉄は4月から鉄道駅バリアフリー料金を導入し、2040年度末頃までに可動式のホームドアか固定式のホーム柵を全駅に整備する方針。当面は西宮北口・桂・蛍池の各駅に2025年春頃までにホームドアを整備する計画だ。

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