阪急の春日野道駅も改良へ 西側に改札とエレベーター、「狭いホーム」にホームドア

阪急電鉄は11月5日、神戸本線・春日野道駅(神戸市)のバリアフリー化工事を実施すると発表した。現在の狭いホームはほぼそのままに、改札口やエレベーターの新設、ホームドアの設置などを行う。

阪急神戸本線の春日野道駅。【画像:阪急電鉄】

現在はホームの東寄り(大阪梅田方面)に改札口を設けているが、西寄り(神戸三宮方面)に改札口を設置し、多機能トイレやホームに直結する11人乗りエレベーター1基を設ける。これにより車椅子でも移動できるルートを確保する。また、エレベーターの新設に先立ち、ホームの東寄りを約2.8m延ばし、列車の停止位置と乗車位置を変更する。

ホーム上の安全対策も強化し、ホームドアを設置。ホームのかさ上げやホーム舗装の全面改修、くし状ゴムの設置も行い、列車とホームのあいだの段差や隙間を小さくする。このほか、現在の東側改札口の床や壁なども美装化する。

来年度2021年度の春頃に着手し、2022年度末頃までの完成を目指す。同社はこれにより、兵庫県内のすべての駅でバリアフリー化を実現させるとしている。

春日野道駅の工事内容。【画像:阪急電鉄】

阪急電鉄の春日野道駅は1936年4月に開業した、島式ホーム1面2線の高架駅。ホームや通路・階段の幅は2.5~3.8mと狭く、安全性の確保が課題になっていた。また、地上と高架ホームは階段で結ばれているが、エレベーターやエスカレーターはなく、車椅子などでは利用しにくい構造になっている。

阪急電鉄によると、同駅はJR神戸線の高架橋と神戸市道山手幹線に挟まれており、ホームを拡張してエレベーターを設置することができない。そこでホーム東端の通路部分を改造することでホームを長くし、西端にエレベーターを設置するスペースを創出することにしたという。

阪急神戸本線の春日野道駅から南へ約500mのところにある阪神電気鉄道(阪神電鉄)本線の春日野道駅も、かつては幅が2.6mの島式ホームで、「日本一幅の狭いホーム」として知られていた。現在は改良工事により相対式ホーム2面2線の構造に変わっている。

関連記事

ページ上部へ戻る