JR九州と長崎県の2者は8月27日、JR九州の全国交通系ICカード「SUGOCA」のエリアを10月9日の始発列車から拡大すると発表した。大村線の全線でSUGOCAを利用できるようにするとともに、利用可能エリアの分断を一部解消する。

大村線では現在、早岐~ハウステンボスと竹松~諫早(長崎エリア)でSUGOCAを利用できる。一方、利用可能エリアは早岐~ハウステンボスが福岡・佐賀・大分・熊本エリア、竹松~諫早が長崎エリアに分断。中間のハウステンボス~竹松はSUGOCAが導入されておらず、福岡・佐賀・大分・熊本エリア~長崎エリアをまたがって利用することもできない。
10月9日からは、ハウステンボス~竹松もSUGOCAのエリアに。SUGOCAの福岡・佐賀・大分・熊本エリアと長崎エリアを「福岡・佐賀・長崎・大分・熊本エリア」として統合する。これにより分断が解消され、大村線経由なら長崎~佐世保や長崎~有田などで利用することも可能になる。


新たにSUGOCAが導入される区間では、川棚駅の自動券売機で無記名式SUGOCA乗車券やSUGOCA定期券(通学は継続のみ)を購入することが可能に。ほかにも長崎・浦上・諫早・新大村・ハウステンボス・早岐・佐世保などの主要各駅で購入できる。
2者は2016年に包括的連携協定を締結。この協定の趣旨にのっとり、SUGOCAのエリア拡大を2者で検討していた。
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