JR九州バスは8月25日、佐賀県嬉野市から長崎県東彼杵町にかけて運行している路線バスを廃止すると発表した。これにより長崎県内からJR九州バスが運行する路線バスが消滅する。

JR九州バスが廃止するのは、嬉野線の一部(嬉野温泉バスセンター~俵坂~彼杵駅の12.4km)と牛の岳線の全線(嬉野温泉バスセンター~牛の岳の8.6km)。いずれも10月1日のダイヤ改正にあわせ9月末限りで運行を終了する。
廃止線区のうち嬉野線は嬉野市が運行する乗合タクシーと東彼杵町が運行するデマンド型交通「どこっ茶バス」 で代替。牛の岳線も嬉野市が運行する乗合タクシーで代替する。嬉野線の武雄温泉駅~嬉野温泉バスセンターなどは、引き続きJR九州バスが運行する。
嬉野線は国鉄時代の1942年に運行を開始。佐世保線の武雄温泉駅(佐賀県武雄市)と大村線の彼杵駅(長崎県東彼杵町)を佐賀県嬉野市経由で短絡するが、並行新幹線の西九州新幹線が2022年9月に開業したことで短絡機能を奪われる格好になっていた。JR九州バスの路線バスでは唯一長崎県内を運行しているが、今回の一部廃止で長崎県内の路線が消滅する。

JR九州バスによると、嬉野温泉バスセンター~彼杵駅は利用者の減少と沿線自治体との協議のうえで廃止することに。牛の岳線は嬉野市がJR九州バスに運行を委託していたが、嬉野市が利用者の減少を受けて運行委託を終了するためという。
《関連記事》
・宮崎→福岡「新八代ルート」強化 九州新幹線連絡の高速バスにノンストップ便
・日田彦山線BRT、利用好調でバス車両「追加」デザインは「鉄道との一体感」
・西九州新幹線の延伸:新鳥栖~武雄温泉(未来鉄道データベース)
