のと鉄道の一部再開「2024年2月15日」に、全線再開もめど 能登半島地震で運休中



のと鉄道とJR西日本金沢支社は1月31日、能登半島地震の影響で運休中の七尾~穴水33.1kmについて、2月15日に七尾線・七尾~能登中島16.3kmの運転を再開すると発表した。残る能登中島~穴水16.8kmも再開時期のめどを示した。

のと鉄道の列車。【撮影:草町義和】

2社によると、七尾~能登中島は2月15日から運転を再開する予定だが、同区間の具体的な運行計画は決まり次第案内する。能登中島~穴水はおおむね4月中の運転再開を目指して復旧工事を進めるという。2社は「引き続き両社で連携のうえ、関係機関とも調整しながら一日も早い同区間の運転再開を目指してまいります」としている。

のと鉄道七尾線・七尾~穴水の再開スケジュール。【画像:国土地理院地図、加工:鉄道プレスネット】

七尾~穴水はJR西日本が線路施設を保有し、のと鉄道が同社から線路を借りて普通列車を運行。七尾~和倉温泉のみJR西日本の特急列車も運行されている。1月1日の能登半島地震で大きな被害が発生し、全区間が運休中。1月29日から代行バスの運転が始まった。

2社は1月19日、七尾~能登中島は2月中旬の運転再開を目指して復旧工事を進めると発表していたが、能登中島~穴水の再開のめどはこれまで示していなかった。

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