日本のお召し列車や御乗用列車の専用車両に相当する英国の王室専用車両「ロイヤル・トレイン」の廃止が決まった。英国王室が6月30日に公表した2024~2025年度の王室補助金報告書で明らかにされた。

ロイヤル・トレインは英国王室関係者の旅行用として使われている専用車両。寝台車や食堂車などで構成され、ドイツ鉄道(DB)系列のDBカーゴUKが運行業務を担っている。現在の車両は1977~1987年に製造された。
報告書などによると、ロイヤル・トレインは保管・保守に多額の費用がかかる一方で昨年度2024年度は2回しか運行されず、費用対効果が悪かった。今後も運行し続けるには多額の投資が必要なことから、経費削減の一環として廃止することを決めたという。
ロイヤル・トレインの現行の運行契約期間は2027年3月までだが更新せず、今年2025年中に廃止手続きを開始する予定。新型ヘリコプター2機が代替交通として使われるようになる。
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