中国西南部で旧型の客車を改造した観光列車「熊猫専列(パンダトレイン)」の営業運転が正式に始まった。中国国家鉄路集団(中国国鉄)や四川日報などが伝えている。
「パンダトレイン」は1991年以降に製造された25G形客車を改造した観光列車。四川省などに生息するジャイアントパンダをテーマに車内外をデザインした。客室は2人用か4人用の個室寝台で、食堂車やラウンジ車も連結。車内でカラオケを楽しめるほか、シャワーやネット環境も備えている。12両編成で定員は252人。
中国西南部の四川省・重慶市・貴州省のエリアで運転される。4月3日は約200人の客を乗せて成都駅を出発し、重慶へ運転された。