関空特急「はるか」昼間の全面運休を終了 2年ぶり一部再開、訪日客受け入れに対応



JR西日本は6月9日、関西空港アクセス特急「はるか」について、7月1日から昼間の運休列車を一部再開すると発表した。昼間の全面的な運休が終了する。

関空アクセス特急「はるか」。【撮影:草町義和】

再開するのは関西空港発着10~17時台の「はるか」(京都発15本、関西空港発14本)のうち、京都発7本と関西空港発7本。これにより同時間帯の「はるか」は1時間に1本程度が運行される。指定席は6月24日から発売される。

「はるか」の再開する列車(オレンジ)と引き続き運休する列車(グレー)。おおむね1時間に1本になるよう一部の列車を再開する。【画像:JR西日本】

「はるか」は新型コロナウイルスの影響を受け、2020年9月から昼間時間帯の運転を取りやめており、2年ぶりの再開になる。JR西日本によると、6月10日からの訪日外国人受け入れ再開に伴い、関西空港の利用者の増加が見込まれるためとしている。

《関連記事》
関空特急「はるか」9月から昼間全面運休 「サンダーバード」なども減便
JR西日本ローカル線「経営状況」開示、交通体系を議論へ 「鉄道は環境に優しくない」