アストラムライン「初乗り200円超え」実施運賃を届出、12.8%値上げ



アストラムラインを運営する広島高速交通は5月22日、旅客運賃上限変更の認可を受け、実際に客から徴収する運賃(実施運賃)を国土交通省中国運輸局に届け出た。10月1日に運賃を改定する。実質的な値上げ率は平均12.8%。

アストラムラインの列車。【画像:KUZUHA/写真AC】

普通旅客運賃は認可上、各距離帯とも30円の値上げ。初乗り運賃(2kmまで)は現行190円から200円を超えて220円になる。ただし12kmを超える区間は値上げ幅を10~20円に抑え、18kmを超える区間は現行額を据え置く。

定期旅客運賃は1カ月の場合、18kmを超える区間で現行額を据え置く。それ以外の距離帯は通勤が420~1410円の値上げ。通学は320~1090円の値上げだ。

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