旧・新京成8800形「新旧4色」撮影ツアー 「京成カラー」に塗り替えた編成も



京成トラベルサービスは6月8日、「8800形車両 撮影会inくぬぎ山車庫」と題した撮影会を開催する。京成電鉄の松戸線(旧・新京成電鉄新京成線)と千葉線で運用されている8800形電車の新旧4色の編成を撮影できる。

新京成電鉄(現在の京成電鉄)の8800形。【撮影:草町義和】

6月8日の13時00分ごろ、松戸線・新津田沼駅の1番線(京成津田沼方面)から貸切列車に乗車。通常は客を乗せたままでは入らない同駅の折り返し線で折り返したのち、くぬぎ山駅に向かう。同駅到着後はそのまま車庫に入線。車庫内に並べられた8800形4編成を撮影する。

撮影対象の4編成は「オリジナル色復刻カラー」「千葉線直通色復刻カラー」「ジェントルピンクカラー」「京成カラー」の予定。撮影会の終了後は再び貸切列車に乗り、新津田沼駅で終了する。貸切列車は往復ともに8800形「ジェントルピンクカラー」の6両編成で運行する。

旅行代金は大人6000円・子供5500円。申し込みは5月26日12時まで京成トラベルのウェブサイトで受け付ける。募集人数は100人で応募多数の場合は抽選。

8800形は1986年から1991年にかけ96両が製造された電車。新京成電鉄が新京成線用の車両として導入した。現在は新京成電鉄のコーポレートカラー(ジェントルピンク)を用いた塗装だが、2024年にはデビュー時の塗装を復刻した編成と京成千葉線への直通運転開始時の塗装を復刻した編成が登場している。

撮影会では新旧4色の8800形を撮影できる。【画像:京成トラベルサービス・京成電鉄】

今年2025年4月、新京成電鉄は京成電鉄に吸収合併され、新京成線も京成電鉄の松戸線に変わった。車両は旧・新京成電鉄のものが引き続き使われているが、8800形は従来の京成電鉄の車両にあわせた塗装(京成カラー)に変更した編成が5月下旬に登場する予定だ。今回の撮影会では、現行塗装のジェントルピンクに加え、過去の塗装を復刻した2編成と京成カラーの8800形を撮影できる。

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