新京成電鉄の復刻塗装電車「第3弾」は8800形のオリジナル色 合併控え歴史振り返る



新京成電鉄は11月11日、「8800形オリジナル色 復刻塗装電車」を運行すると発表した。同社が7月から展開している復刻塗装電車シリーズの第3弾。導入当時の8800形電車の塗装を再現する。

白とピンクの2色でデザインされた現在の8800形。【撮影:草町義和】

8800形は1986年にデビューした車両。導入当時はベージュをベースに茶色の帯を巻いた塗装だった。現在の塗装は2014年から採用している白とピンクの2色だが、第8813編成を導入当時の塗装に変更し、11月18日以降に運行を開始する。

導入当時の塗装を復刻した8800形の第8813編成。【画像:新京成電鉄】

京成電鉄への吸収合併を控える新京成電鉄は「お客さまに当社の歴史を振り返り、懐かしさを感じていただく」として、N800形電車のN838編成を導入当時の塗装に変更して7月から運行開始。9月には8800形の第8808編成を京成千葉線への直通開始時の塗装に変更した復刻塗装電車の運行が始まった。

N800形の導入当時の塗装を再現したN838編成。【画像:taso583/写真AC】
8800形の京成千葉線直通色(写真は2017年)。【撮影:草町義和】
新京成電鉄8800形のオリジナル色(写真は2017年)。【撮影:草町義和】

11月8日からは、会社設立から78年間の歴史を振り返る写真で車内を装飾した「マイメモリーズトレイン」(N800形N818編成)も運行されている。

《関連記事》
新京成電鉄8800形「京成千葉線の直通色」復刻 N800形のデビュー時塗装に続き
新京成電鉄のN800形「デビュー時の塗装」復刻 マルーンと沿線4市のストライプ