特急「こうのとり」谷川駅臨時停車の実証実験、次は加古川線の増発も



JR西日本は2月19日、実証実験として加古川線の増発と特急「こうのとり」の谷川駅臨時停車を実施すると発表した。加古川線の利用者が増えるかどうか検証する。

加古川線の列車。【画像:PoN太/写真AC】

実証実験の期間は4月13日~10月13日の半年間。加古川線は西脇市~谷川で1日2往復増発する。増発列車の時刻は谷川→西脇市が谷川発10時53分と13時15分。西脇市→谷川は西脇市発11時32分と12時38分になる。

特急「こうのとり」は福知山方面1本と大阪方面3本が谷川駅に臨時停車する。停車列車(谷川発時刻)は福知山方面が「17号」(18時27分)。大阪方面は「12号」(11時17分)と「14号」(13時16分)、「16号」(14時16分、金・土曜・休日運転)になる。

実証実験のイメージ。【画像:JR西日本】
加古川線の増発列車(赤枠)。【画像:JR西日本】
谷川駅に臨時停車する「こうのとり」の谷川発時刻(赤枠)。【画像:JR西日本】

「こうのとり」の谷川駅臨時停車は昨年2024年7月から実施されている。当初は同年9月までの予定だったが延長され、今年2025年2月28日まで行われる予定だ。その一方、谷川駅で連絡している加古川線の増発はこれまで行われていなかった。

JR西日本は「こうのとり」の臨時停車と加古川線の増発について「加古川線の乗車機会を増やすことで大阪・関西万博期間中の加古川線、西脇市~谷川のご利用増加について検証します」としている。

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