京王電鉄は2月14日、ダイヤ改正を3月15日に実施すると発表した。京王線の座席指定制通勤列車「京王ライナー」の増発などを行う。

平日は朝ラッシュ時に「京王ライナー12号」(京王八王子8時46分発→新宿9時36分着)と「京王ライナー38号」(橋本8時14分発→新宿9時03分着)の上り2本を増発。高尾線系統として「京王ライナー62号」(高尾山口6時30分発→新宿7時25分着)と「京王ライナー61号」(新宿22時30分発→高尾山口23時16分着)を新設する。平日ダイヤで高尾線系統を設定するのは、これが初めてだ。
土曜・休日は夜間に下り橋本行き「京王ライナー」3本(新宿発18時40分・19時40分・20時40分)を増発。朝も高尾山口行き「京王ライナー」1本(新宿発8時00分)を増発する。また、現在は明大前→高尾山口ノンストップの「Mt.TAKAO1号」(新宿9時00分発→高尾山口9時43分着)を「京王ライナー63号」に変更。これにより途中停車駅を明大前・府中・分倍河原・聖蹟桜ヶ丘・高幡不動・北野・めじろ台・高尾の各駅に拡大する。

平日の京王線の通常列車は、朝・日中の一部優等列車の種別を見直して速達性の高い特急・急行列車に変更。日中の運行パターンを変更し、特急列車の新宿~京王八王子の最短所要時間を現在の43分から2分短縮して41分にする。井の頭線は平日朝に吉祥寺発の急行2本を増発。土曜・休日は日中時間帯の一部で増発して運行間隔を短縮し、混雑緩和を図る。
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