秩父鉄道が電気機関車の運転体験イベント 同社初



秩父鉄道は3月14日、広瀬川原車両基地(埼玉県熊谷市)で電気機関車の運転体験イベントを行う。同社が鉄道車両の運転体験イベントを行うのは初めて。

秩父鉄道の電気機関車。【画像:秩父鉄道】

開催時間は9時30分(ひろせ野鳥の森駅に集合)から15時頃まで。秩父鉄道の運転士による講習会を実施したのち、車両基地内の線路で1人約10分運転する。車両基地内の見学も行われる。参加費用は7000円で16人を募集。2月10日から21日まで、秩父鉄道のウェブサイトで申込みを受け付ける。

秩父鉄道は、羽生~熊谷~秩父~三峰口間71.7kmの秩父本線などを運営している鉄道会社。旅客列車のほか石灰石を運ぶ貨物列車を運行しており、貨車をけん引するための電気機関車を保有している。

列車の運転には鉄道法規に基づく動力車操縦者運転免許が必要。車両基地内の線路など、通常は関係者以外立入禁止で営業運転では使わない線路なら、免許がなくても運転できる。

秩父鉄道ではセメント原料の石灰石を運ぶ貨物列車も運転されている。【撮影:草町義和】