小田急江ノ島線の片瀬江ノ島駅、新しい駅舎が完成 クラゲ水槽を設置、改札通路を増設



小田急電鉄は7月30日、小田急江ノ島線の終点・片瀬江ノ島駅(神奈川県藤沢市)で進めてきた駅舎の改良工事が完了したと発表した。

片瀬江ノ島駅に設けられた大型のクラゲ水槽【画像:小田急電鉄】

片瀬江ノ島駅の新駅舎は2月28日に外観の工事がほぼ完了。神社仏閣の技法である竜宮造りを取り入れ、屋根上にはイルカの像を設置したり、「五頭竜と天女の伝説」をイメージした装飾を施したりするなどした。

7月30日には改札通路の増設が完了し、1通路増えて8通路になった。また、2カ所ある改札口のあいだにクラゲの水槽を設置。新江ノ島水族館とのコラボによるもので、小田急電鉄は「駅に降り立った時から海中にいるような気分を味わって、よりワクワクした気持ちで江の島観光へ出発いただけます」としている。

また、日没後には四季にあわせた光の色によるライトアップを毎日実施。花火大会やクリスマスなどのイベント限定ライトアップも実施する。

片瀬江ノ島駅は昭和初期の1929年4月1日に開業し、竜宮城を模した駅舎が設けられた。駅前道路の拡張計画により駅舎の一部が支障することから建て替えることになったが、竜宮造りの技法で建設する計画が立てられ、2018年に着工した。

片瀬江ノ島駅の外観は2月にほぼ完成していた。【画像:小田急電鉄】