JR西日本は1月29日、鳥取県内の一部のJR線に全国交通系ICカード「ICOCA」を3月15日に導入すると発表した。これまで春の導入予定としており、3月15日のダイヤ改正にあわせる。

新たにICOCAのエリアになるのは、山陰本線の鳥取~倉吉~伯耆大山。このうち鳥取~倉吉の各駅はIC改札機を導入し、ICOCAなど全国交通系ICカードで乗車できるほか、この区間内を発着するICOCA定期券も発売する。
倉吉~伯耆大山は、鳥取~倉吉の新しいICOCAエリアから米子駅など既存のICOCAエリアまで乗車する場合に利用可能。中間の下北条~淀江の各駅にはIC改札機を設置せず、これらの駅で乗車、下車する場合はICOCAを利用できない。この区間を含むICOCA定期券も発売されない。

このほか、山陰本線の福部以東(浜坂方面)や因美線、智頭急行線(智頭・姫路・大阪方面)、若桜鉄道線ではICOCAは利用できない。
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