京阪電鉄「磁気定期券」発売終了へ IC定期券に一本化、一部例外も



京阪電鉄の列車。【撮影:草町義和】

京阪電気鉄道(京阪電鉄)は12月4日、磁気定期券の発売を原則的には終了すると発表した。IC定期券への一本化を図る。

磁気定期券は来年2021年3月19日に発売を終了する予定。その後は原則としてIC定期券での発売に一本化する。京阪電鉄は、定期券利用者のうちIC定期券の利用者の割合が高くなっており、さらに新型コロナウイルス感染拡大後はキャッシュレス・非接触サービスであるICカードのニーズが大きく高まっているとして、定期券サービスをICカードに集約するとしている。

ただし、京阪線内の連続する区間を2枚以上の定期券で利用する場合や、IC定期券では発売できない区間では、これまで通り磁気定期券で発売する。また、身体・知的障害者割引を適用した定期券や京津線の御陵発着の定期券についても、購入者が磁気定期券での発売を希望する場合は磁気定期券で発売するという。