在ベラルーシ日本国大使館は12月4日、ベラルーシで鉄道などの施設を撮影すると当局に拘束される可能性があるとする注意喚起を発出した。

大使館によると、交通関係では鉄道に加え空港や航空機内を撮影した場合、当局に拘束される可能性がある。ほかにも裁判所や軍事関連施設、パイプライン、国境付近、大使館や領事館、美術館や図書館などの公共施設、コンサート会場やクラブ、カジノなどの遊興施設でも拘束の可能性があるという。
ベラルーシは「政府関連施設及び特別政府関連施設」の写真・動画の撮影を禁止しているが、具体的にどのような施設が該当するのかは公表していない。このため大使館は拘束の可能性の有無にかかわらず「外出時において写真・動画を撮影することは極力控えてください」と呼びかけている。
ベラルーシは旧ソ連構成国の一つで、ロシアやウクライナ、ポーランドに挟まれた内陸国。1991年に独立し、1994年以降はルカシェンコ大統領による独裁体制が続いている。2022年からのロシアによるウクライナ侵攻ではロシアを支援。日本の外務省はウクライナ国境周辺地域に退避勧告(レベル4)、それ以外の地域にも渡航中止勧告(レベル3)を発出している。
ベラルーシでは今年2024年9月、同国在住の日本人が軍事施設や鉄道などを撮影していたとして拘束されたと同国の国営放送が報じた。ほかにもベラルーシの鉄道労働者団体のウェブサイトが12月3日、鉄道駅から高速道路の高架橋を撮影していた日本人が12月1日に拘束されたとする情報を掲載しており、日本人の拘束情報が相次いでいる。
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