京阪電鉄が京阪線で運用している車両のうち、製造から50年が過ぎた車両が今後数年以内に引退する見込みになった。同社が12月3日、運賃改定の申請にあわせて明らかにした。
京阪電鉄によると、京阪線13000系電車を2024年度から2026年度にかけ67両増備し、製造から50年を超える車両との置き換えを順次実施するという。13000系の増備は「鋼製の旧型車両の代替」として導入することが10月に発表されていた。
京阪線で最初の製造から50年を超える車両は、1000系電車や2200系電車、2400系電車、2600系電車(30番台除く)がある。京阪電鉄は二酸化炭素(CO2)排出量の削減を主眼に開発した13000系への更新を進めることで、環境負荷の低減を目指す。
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