八高線・川越線の高麗川駅「91年の歴史に幕」赤い屋根の駅舎、新駅舎に移行



埼玉県日高市とJR東日本八王子支社は11月29日、八高線・川越線の高麗川駅の新駅舎と東西自由通路の一部を12月8日の始発から使用開始すると発表した。八高線の開業時からある現在の駅舎は91年の歴史に幕を閉じる。

赤い屋根が特徴的な高麗川駅の現在の駅舎。【画像:ringonome/写真AC】

12月8日から使用開始するのは西口側の施設の一部で、新駅舎のトイレや東西自由通路の西口側エレベーター(1基)など。東西自由通路は引き続き工事のため当面のあいだは通行できない。このため、西口側には新駅舎に接続する仮設階段が設けられる。

2024年12月8日から使用開始する部分と引き続き工事が行われる部分。【画像:日高市・JR東日本】
一部使用開始時点のイメージ(西口側の外観)。【画像:日高市・JR東日本】
一部使用開始時点の新駅舎内のイメージ。【画像:日高市・JR東日本】

現在の赤い屋根の駅舎では、駅への思いをメッセージカードに記入してもらうイベントを実施中。12月7日の終電限りで閉鎖し、12月中旬から解体工事に着手する予定だ。東西自由通路などの工事の完了は1年以上先の2026年3月を予定している。

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