本州と九州結ぶ「関門鉄道トンネル」点検用の自転車で乗車体験イベント



JR九州は「関門海峡を横断!!関門鉄道トンネルアルミカート乗車体験」と題したイベントを初めて開催する。作業員が線路を点検する際に使用する軌道自転車(アルミカート)に乗り、関門海峡(山口県・福岡県)をくぐる山陽本線・下関~門司の関門鉄道トンネルを往復する。

関門海峡の下を通る関門鉄道トンネル。【画像:JR九州】

開催日は12月7日で門司駅に10時20分集合。関門トンネル記念館に移動してトンネルの歴史やアルミカート乗車の注意事項の説明を受け、12時00分からアルミカートに乗って門司~下関のトンネル内を往復する。途中、県境地点や試掘トンネル(豆抗トンネル)での記念撮影も行う。終了は14時30分の予定。

点検用の軌道自転車でトンネル内を走る(写真は観光用)。【撮影:草町義和】

参加費用は6万5000円で6人を募集。申し込みはJR九州トラベルデスクのネット予約サイトで11月11日9時30分から先着順で受け付ける。

関門鉄道トンネルは国鉄山陽本線の延伸部として82年前の1942年7月に開通し、本州と九州の鉄道を接続した。1987年の国鉄分割民営化では山陽本線の大半をJR西日本が引き継いだが、関門鉄道トンネルを含む下関~門司はJR九州が引き継いでいる。

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