アフリカ北部のチュニジアとアルジェリアを結ぶ国際旅客列車の運行が8月11日に再開した。両国を結ぶ旅客列車が運転されるのは実質的には約30年ぶり。
チュニジア鉄道(SNCFT)や英国のアラビア語紙『アッシャルクル・アウサト』、アルジェリアのメディア『al24news』などによると、運行区間はチュニジアの首都チュニスからアルジェリアの地中海沿岸の都市アンナバまでの約370kmで、所要時間は約7時間。列車は1等車や2等車、食堂車、荷物車などで構成され、1回の運行で最大300人を運ぶ。
チュニジアとアルジェリアを結ぶ鉄道では貨物輸送が行われているが、旅客列車の運行は政情不安などで1995年に休止。2003年に再開したがすぐに休止したとみられ、実質的には約30年ぶりの再開になる。
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