近鉄特急、土曜・休日夜間の一部列車が運休へ 大阪~奈良間と大阪~吉野間



近畿日本鉄道(近鉄)は8月18日、土曜・休日の夜間に運転されている特急列車を8月29日以降、一部運休すると発表した。新型コロナウイルスの影響による利用者の減少に対応する。

大和西大寺駅に入線する近鉄の特急列車。【画像:DR_AC/写真AC】

京都~近鉄奈良間では、1日60本の特急列車のうち8本を運休。大阪阿部野橋~吉野間でも、1日66本のうち9本が運休し、3本は運転区間を短縮(大阪阿部野橋発→橿原神宮前行き)する。

運休率は近鉄特急全体で4%だが、京都~近鉄奈良間は13%、大阪阿部野橋~吉野間が18%になる。近鉄は運休期間を「当分のあいだ」としている。

運休する特急列車の特急券は、発売済みのものについて無手数料で払い戻す。急行列車や普通列車は、通常通り運転される計画だ。