富山ライトレール富山港線2駅が改称 蓮町と大広田、富山地鉄合併後、南北接続と同時



富山港線(富山市)を運営する富山ライトレールは2月14日、普通鉄道区間にある蓮町駅と大広田駅を3月21日の路面電車南北接続事業にあわせて改称すると発表した。

富山ライトレールの電車。【撮影:草町義和】

蓮町駅は「蓮町(馬場記念公園前)」とし、カッコ書きで最寄りの公園名を追加。大広田駅は「萩浦小学校前」に変わる。富山ライトレールは「町名、地域シンボルのほか利用者にとっての理解のしやすさ、利便性の向上、沿線地域の活性化に繋げることなどを総合的に判断」して変更するという。

富山ライトレールは2月22日に富山地方鉄道(富山地鉄)に吸収合併されるため、実際に改称されるのは富山地鉄の駅になってからになる。

富山港線は、富山駅北側の富山駅北~奥田中学校前~岩瀬浜間の7.6kmを結ぶ路線。「次世代型路面電車」と呼ばれる軽量軌道交通(LRT)で、富山駅北~奥田中学校前間は道路面に軌道を敷いた併用軌道区間、奥田中学校前~岩瀬浜間は普通鉄道(専用の敷地に線路を敷いた標準的な鉄道)区間になる。

合併から1カ月後の3月21日には、富山駅北停留場から富山駅の高架下に乗り入れる区間が開業。富山駅南側を走る富山地鉄の路面電車線(富山軌道線)と接続し、南北を直通する電車の運転が始まる。