大井川鉄道きかんしゃトーマス号「初の夕方運行」バスのバーティーも



大井川鉄道(静岡県)は7月14日、8月4日、9月1日の計3日、大井川本線・新金谷~家山を夕暮れ時に走る「イブニングトーマス号」を運転する。

大井川鉄道の「きかんしゃトーマス号」。【撮影:草町義和】

英国テレビ番組『きかんしゃトーマス』に登場する蒸気機関車などを実物の車両で再現して走らせるイベント「DAY OUT WITH THOMAS 2023」の特別企画。通常は昼間に運行している「きかんしゃトーマス号」を、夕暮れの時間帯に初めて走らせる。

行程は新金谷17時53分→家山→新金谷19時04分の往復で、家山駅での乗り降りはできない。また、「イブニングトーマス号」運転日の「きかんしゃトーマス号」は新金谷14時14分→家山→新金谷15時27分の往復運転を実施。新金谷10時38分の往復運転は休止する。

乗車料金は大人3400円・子供1710円で乗車記念品付き。チケットはローソンチケット(抽選エントリー方式)などで販売する。運転日直前に空席がある場合は大井川鉄道がオンライン予約や電話で申込みを受け付ける。

同時に「バスのバーティー」のイブニング運転も実施。「イブニングトーマス号」が運転される日に、「バスのバーティー」と「きかんしゃトーマス号」または「イブニングトーマス号」を組み合わせたツアーが実施される。旅行代金は中学生~大人が9000円、1歳~小学生が7000円、0歳が500円。申込みは大井川鉄道のウェブサイトで受け付ける。

「バスのバーティー」もイブニング運転が行われる。【撮影:草町義和】

このほか、新金谷駅の「トーマスフェア」は開催時間が9~16時だが、「イブニングトーマス号」運転日は11~18時に変更される。

大井川鉄道での「DAY OUT WITH THOMAS」は2014年にスタートして以来、今年2023年で10年目。大井川鉄道は「運転10年目の節目に安んずることなく、常に『DAY OUT WITH THOMAS』に工夫を加え、さらにより多くのみなさまにきかんしゃトーマス号となかまたちをお楽しみいただけるイベントに育てていきたい」としている。

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