新幹線「1分」短縮、通勤特急「湘南」計21本運転 JR東日本2021年3月13日ダイヤ改正



JR東日本は12月18日、来年2021年3月13日に実施するダイヤ改正の概要を発表した。新幹線の最高速度の向上を受け、所要時間を短縮する。

特急「踊り子」はE257系のリニューアル車に統一される。【画像:JR東日本】

東北新幹線・上野~大宮間の埼玉県内は従来、最高速度は110km/hに抑えられていたが、防音壁のかさ上げなどで騒音対策を強化し、最高速度を130km/hに向上。これを受けて今回のダイヤ改正では、この区間の所要時間を1分ほど短縮する。これにより東京駅から各方面への最短所要時間は、東京~新函館北斗間が3時間57分、東京~新潟間が1時間36分、東京~金沢間が2時間27分になる。

また、東京~伊豆方面を結ぶ特急「踊り子」をE257系特急型電車のリニューアル車に統一。国鉄時代に製造された185系特急型電車が定期列車の運用から引退する。また、東京・新宿~小田原間を結ぶ通勤特急「湘南」を新設し、朝の上り10本と夕夜間の下り11本を運転する。「湘南ライナー」「おはようライナー新宿」「ホームライナー小田原」を廃止される。

来年3月13日のダイヤ改正で定期列車の運用から引退する185系。【撮影:草町義和】

このほか、秋田エリアの奥羽本線・秋田~土崎間に新駅の泉外旭川駅(秋田市)が開業する。