西九州新幹線の利用者「前年の4.4倍」コロナ禍前との比較でも1.4倍に 開業3日間



9月23日に開業した西九州新幹線・武雄温泉~長崎についてJR九州は9月26日、これまでの利用状況を発表した。開業から3日間の連休期間(9月23~25日)で3万人以上が利用。前年2021年の在来線特急の約4.4倍となった。

西九州新幹線の嬉野温泉駅。【撮影:草町義和】

新幹線開業前に運行されていた在来線特急「かもめ」の諫早~長崎の利用実績は、2021年の同曜日3日間(9月24~26日)で合計7300人。これに対し西九州新幹線は2022年9月23日が1万4300人、24日が9000人、25日が8900人で合計3万2100人となり、前年の約4.4倍だった。コロナ禍前の2018年の同曜日(9月21~23日)と比べても1.4倍だ。

開業3日間の利用状況。【画像:JR九州】

利用者が最も多かった列車。【画像:JR九州】

開業3日間で最も利用者が多かったのは9月23日の下り長崎行き「かもめ1号」(武雄温泉7時03分発)。指定席158人(乗車率100%)と自由席325人(同139%)の合計483人(同124%)が乗車した。次に多かったのは上り武雄温泉行き「かもめ2号」(長崎6時17分発)で、指定席155人(同98%)と自由席260人(同112%)の合計415人(同106%)が乗車した。

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