東武鉄道の特急が車内販売を縮小 上下各2本で休止



東武鉄道は3月16日から、平日の一部の特急列車で車内販売の営業を休止する。

東武鉄道の特急列車。【撮影:草町義和】

車内販売を休止するのは、下りが浅草7時30分発の東武日光行き「けごん5号」と浅草16時00分発の東武日光行き「けごん33号」。上りは東武日光9時57分発の浅草行き「けごん18号」と東武日光18時11分発の浅草行き「けごん46号」になる。

東武鬼怒川線のSL列車「大樹」が運転される日は、平日でも車内販売を行う。「大樹」は土曜・休日を中心に運転されているが、6月の金曜日など平日に運転することも一部計画されている。

JR線と東武線を直通する特急「スペーシアきぬがわ」「きぬがわ」「日光」も、昨年2019年3月に車内販売を縮小している。

近年は駅構内店舗(エキナカ)の充実で列車に乗る前に飲食類を購入する人が増加。それに伴い車内販売の売り上げは減少傾向にある。販売要員の確保が難しくなっていることもあり、車内販売を終了した列車が増えた。新幹線では東海道・山陽新幹線を除き、車内販売を終了、または大幅に縮小された。