城北線の縁起切符「勝星きっぷ」リニューアル 20円値下げ、使うと値上げ



城北線(愛知県)の列車を運行している東海交通事業は7月26日、縁起切符「勝星きっぷ」をリニューアルして8月8日から「必勝祈念 勝星きっぷ」として発売すると発表した。

城北線の列車。【撮影:鉄道プレスネット(AT)】

「必勝」をイメージしてデザインした「勝川→尾張星の宮」の大人片道乗車券(450円)に乗車券収納用の「お守りケース」(430円)をセット。乗車券の裏面には祈念したいことやメッセージを記入できるスペースを設けた。

発売額は1セット880円。8月8日の9時から小田井駅の切符売場で発売される。8月15日10時からはJR東海のネットショップ内にある「城北線 ONLINE ショップ」でも発売する。現在の「勝星きっぷ」は8月7日限りで販売を終了するが、ネットショップでは引き続き購入できる。

「必勝祈念 勝星きっぷ」の想像画。【画像:東海交通事業】

城北線は中央本線の勝川駅と東海道本線の枇杷島駅を連絡する11.2kmの鉄道路線。JR東海が施設を保有しており、同社子会社の東海交通事業が列車を運行している。

東海交通事業は城北線内にある「勝」川駅と尾張「星」の宮駅にちなみ、1992年から「勝星きっぷ」を発売。様式はこれまで何度か変更されている。現在発売中のものは2005年にリニューアルされたもので、勝川~尾張星の宮の往復乗車券と専用台紙をセットにして大人900円で販売されている。今回のリニューアルは17年ぶりになる。

リニューアル後は20円の値下げだが、往復乗車券から片道乗車券に変わるほか発売額は収納用ケース代金を含めた金額になるため、実際に使用する場合は片道分で実質430円の値上げになる。

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