伊予鉄道は1月7日、国土交通省の四国運輸局長に鉄道事業(郊外電車)と軌道事業(市内電車)の旅客運賃上限変更認可を申請した。認可された場合、伊予鉄道は4月1日に運賃を改定する。改定率は6.3%。

普通旅客運賃の上限は、郊外電車が初乗り(0.0~3.0km)で現行230円のところ20円値上げの250円。初乗り以外は5.0kmまでの区間が20円の値上げで、5.1km以上の区間は30円の値上げになる。均一制運賃の市内電車は現行230円のところ20円値上げの250円。
上限の範囲内で設定する実際の運賃(実施運賃)は基本的には上限と同額だが、21.1km以上の区間は引き続き上限より安く設定。全国交通系ICカードなどの利用時に適用しているキャッシュレス割引も継続し、全区間で現金決済より20円安くする。

定期旅客運賃の上限は1カ月の場合、郊外電車で6.1~7.0kmの区間は通勤定期が1190円値上げの1万5050円。通学定期は870円値上げの1万950円だ。市内電車は通勤定期が790円値上げの9110円、通学定期が580円値上げの6630円になる。実施運賃は郊外電車の23.1km以上の区間で上限より安くする予定。それ以外は上限と同額だ。
伊予鉄道は運賃改定の申請について「昨今の物価高に加え、設備投資、人材確保に係る経費の増加に対応」するためのしている。
伊予鉄道は近年、運賃の値上げを1~2年おきに繰り返している。郊外電車の初乗りと市内電車の場合、普通旅客運賃は2019年10月時点で160円だったが、2020年10月に170円に値上げ。2021年12月にも10円値上げして180円になった。2022年は据え置かれたが、2023年は10月に運賃を改定して200円に。2024年10月には30円値上げの230円になっていた。予定通り今年2026年4月に運賃が改定された場合、郊外電車の初乗りと市内電車の運賃は6年前の約1.56倍になる。
このほか、伊予鉄バスも路線バスの運賃改定を今年2026年1月7日に申請。4月1日に値上げする予定だ。普通旅客運賃は初乗りが20円値上げの270円、それ以外の区間も20~80円の値上げ(実施運賃は20~60円値上げ)。キャッシュレス決済は引き続き現金決済の20円引きになる。
《関連記事》
・伊予鉄道の運賃値上げ「2024年10月1日」から ICカードなど割引運賃も導入
・伊予鉄道の新型車両7000系「追加導入」郊外線用、12両体制に
・伊予鉄道松山市内線の延伸:松山駅前~南江戸(未来鉄道データベース)
