西武東村山駅「高架化」新宿線の久米川寄り仮線切替が完了 橋上駅舎解体は終盤へ



西武鉄道は2月1日、東村山駅とその前後の線路を高架化する連続立体交差事業(連立事業)の進ちょく状況を発表した。

連立事業の工事が進行中の東村山駅構内(2020年9月)。ホームの上に見える橋上駅舎の構造物は解体が完了した。【撮影:草町義和】

駅では橋上駅舎の解体工事と高架橋の構築工事が進んでいる。橋上駅舎の解体は終盤に入っており、ホーム上の駅舎の解体が完了。現在は東西の階段の解体が進められている。

新宿線の久米川寄りは仮線への切替工事が完了。高架橋の構築に向けた準備工事が行われている。新宿線の所沢寄りでは、仮線への切替に向けた準備工事が進められている。

東村山駅付近の連続立体交差事業の平面図。同駅を中心とした線路を高架化(赤)する。【画像:西武鉄道】

この連立事業は、新宿線・国分寺線・西武園線の東村山駅を中心とした合計約4.5kmを高架化し、5カ所の踏切を解消するもの。2012年10月の都市計画決定と2013年12月の事業認可を経て工事が進められている。都市計画上の事業施行期間は2025年3月31日まで。