大阪モノレール線の延伸で車両基地の整備工事まもなく入札へ 終点・瓜生堂駅の北側



大阪モノレール(大阪高速鉄道から改称)は6月1日、2020年度発注予定の大阪モノレール線の南伸区間の工事の概要を発表した。6月1日以降の公告を予定している。

瓜生堂車両基地の予定地。奥に見える近畿自動車道の脇に設けられる。【撮影:草町義和】

概要によると、瓜生堂車両基地(仮称)の整備工事を発注する予定。工事場所は東大阪市西岩田3丁目地内外で、工事種別は土木一式。入札方式は総合評価方式技術提案型になる。工事は軌道施設工、埋蔵文化財調査、流出抑制施設工、建築工事の一式。期間は90カ月としている。

大阪モノレール線は現在、大阪空港~門真市間の21.2kmを結んでいる。門真市駅から南下して瓜生堂駅(仮称)に至る8.9kmの区間の延伸が計画されており、本年度2020年度から現地工事に着手し、2029年開業の予定だ。

終点の瓜生堂駅は、近畿日本鉄道(近鉄)奈良線の上に新設され、近鉄奈良線側にも新駅を整備して連絡を図る。瓜生堂車両基地は瓜生堂駅の北側、近畿自動車道の脇に設けられる。

瓜生堂駅は近鉄奈良線との線路上に立体交差する形で設けられる。車両基地は写真の右外れになる。【撮影:草町義和】
大阪モノレールの既設線(青)と延伸区間(赤)。【画像:大阪モノレール】