阪神電鉄「磁気定期券」7月までに発売終了 条件によっては引き続き購入可能



阪神電鉄は1月31日、磁気定期券の発売を終了すると発表した。定期券サービスをICカード「PiTaPa」「ICOCA」に集約する。

阪神電鉄の列車。【撮影:草町義和】

まず自動定期券発売機(10駅)での磁気定期券の発売を3月14日に終了。7月31日には係員の定期券発売所(6駅)でも磁気定期券の発売を終了する。

ただし、(1)身体障害者・知的障害者割引を適用した定期券、(2)連続する区間で2枚以上の定期券を利用、(3)改札機で磁気定期券とほかの乗車券(普通乗車券を除く)を併用して利用、(4)磁気定期券のみで発売している定期券は、特例対応として係員定期券発売所で磁気定期券の発売を継続する。

阪神電鉄はIC定期券への移行を促すためのキャンペーンを2月15日から4月15日まで実施する予定。期間中にIC定期券を新たに購入した人や手持ちの磁気定期券をIC定期券に発行替えした人に先着または抽選でコンビニの商品引換券などをプレゼントする。

阪神電鉄は「新型コロナウイルス感染拡大後は、キャッシュレスや非接触サービスであるICカードのニーズが大きくなっている」として磁気定期券の発売を終了するとしている。

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